在日本的很多传说中,现实中的动物被赋予了神秘的色彩,成为了具有超能力的灵怪。日本传说中的狐深受的影响,有着狐变美女,嫁给人间男子等美丽传说。和
汉语一样,在日语中除了狐本身的意思之外,还用于形容狡猾的人,也形成了一些习惯用语。
狐日和(びより):忽雨忽晴的天气
狐福(ふく):意外的幸运,侥幸
狐の嫁入り(よめいり):太阳雨
狐の子は面白(つらじろ)有其父必有其子
狐を馬にのせたよう:摇摇晃晃根基不稳或难以置信
请大家来阅读一下这篇日本家喻户晓的故事吧!
狐(きつね)の嫁入り(よめいり)
むかし、と言っても、ついこの間(あいだ)。そうさな、五十年ほど前だったろうか。
山梨の金山(かなやま)っちゅうところに、炭焼きの爺(じ)さまがおっての。
爺さまは、山で炭焼いてそれを町へ売りに行ってたんだが、町からの帰りに山道(やまみち)に差しかかったんだと。
あったかい風がフワフワ吹いてきて、なんだか、きみのわるい晩だったそうな。
「はて、おかしいな」
と思って、ヒョイと前の方をみたら、きれいな娘が提灯(ちょうちん)を持ったお供(とも)を連れて歩いている。
「こら、いいあんばいだ。あの提灯に連れて行こう」と、急ぎ足で歩いたが、間(ま)が縮(ちぢ)まんないんだと。それなら、と、今度は走って見たけれども、やっぱりおんなじに離れている。
「お、こら不思議じゃねぇか。ことによると、あら狐(きつね)だかも知らんねぇ」
暗闇(くらやみ)をすかしてよおく見たら、お供の尻(しり)っぺたから、でっかい尻尾(しっぽ)が出てブラブラしているんだと。
爺さまはおかしくなって。
「おおい、その尻尾、まちんとひっこませや」
と言ったら、すぐ半分(はんぶん)程(ほど)引っ込んだ。
「おおい、化けるのなら、まちんと上手に化けれや。そげな化け方していると、ほれ、つかめえちゃる。」
爺さまがおとけて手を伸ばすと、娘狐はたまげて、一声鳴いて逃げて行ったんだと。
お供狐も提灯をおっぱなして逃げて行ったんだと。
「おや、狐の提灯とは珍しい」
爺さまはそれを拾って帰ったんだと。
次の日、夜更(よふ)けに戸を叩くもんがいる。
「夕べの提灯、どうかかえしてくんなせ」
「うんにゃ返せねえ。おめえ、狐けえ。この提灯、珍しいから大事にとっておこうと思っている」
「おら狐だ。娘を嫁にやるのに、今夜その提灯がいるんです。どうか返してくんなせ」
爺さまは可哀(かわい)そうになって返してやったと。
その晩の夜中に狐の嫁入(よめい)りがあっての、提灯が、いくつもいくつも揺(ゆら)めいて、それはきれいだったそうな。